
どっちを買うか迷ったら、
「イラスト制作がメインか」
「漫画を描くか」
「本格的なアニメを作るか」
で決めよう!
デジタルで絵を描く多くの人が使用しているイラストソフトClipStudioPaint(以下クリスタ)。
実際にわたしも使っていますが、使いやすくて重宝しています。
クリスタには、ProとEX、2つのグレードがあります。
いざ買うとなったとき、ProとEX、何が違うの?って迷いますよね。この記事では、クリスタProとEXの違いと、おすすめの人をまとめました。
選ぶポイントが分かれば、あなたにあった方を選ぶことができます!
ProとEXの基本的な違い
Pro | EX | |
価格 | ・一括)6400円 ・月額)100円~ | ・一括)26900円 ・月額)300円~ |
ページ管理 | なし | 複数ページ管理 |
書き出し | 一般的な書き出し (JPEG、PNGなど) | 複数ページ一括書き出し EPUB、kindle形式に対応 ※kindle形式はWindowsのみ |
入稿データ | なし | 印刷所のフォーマットに合わせた入稿データ作成 |
アニメ制作 | 簡単な動くイラスト | プロ向けのアニメ制作 |
ざっくりと、大きな違いは表の通りです。
Proは主にイラスト制作、EXは漫画制作・アニメ制作に特化しています。
ページ管理機能
EXのみの機能です。
複数ページ管理とはどういうことかというと、こんな感じです↓↓。




これは、漫画を描くときにとても助かる機能です。
Proにはこの機能がないので、1枚1枚別々に保存する必要があります。実際proで漫画を描いたことがありますが、正直わけわかんなくなります。笑
ひとつのファイルで複数ページを管理できるので、漫画の管理がとっても楽になる便利機能。
逆に言えば、漫画を描かない人には必要ない機能です。
書き出し
ProとEXでは、書き出し機能にはかなり違いがあります。
Proでは、基本的に1ページずつの書き出ししかできません。イラストや単体の原稿を保存・印刷する分には問題ないですが、複数ページをまとめて出力する機能はありません。
EXは、先ほどの「ページ管理機能」に対応していて、複数ページの作品をまとめて一括で書き出すことができます。
ページ順やトンボ、塗り足しの設定もそのままで書き出しでき、PDFやEPUB形式での出力もできるので、同人誌の入稿用データや電子書籍を作成したい人は欲しい機能です。
アニメ制作
Pro、EXどちらもアニメ制作はできますが、できる範囲に大きな違いがあります。
Proには、最大24フレームまでという制限があります。1秒(24fps換算)しか動かせないので、「ちょっと動かしてみる」くらいのGIFアニメなどが制作できます。
対してEXは、フレーム数の上限がなく、長尺アニメを本格的に制作することができます。
また、Proは1シーンのみ編集、素材管理も最低限です。
EXは複数のカットを組み合わせて編集、音声追加、セル分け出力も対応しています。MVやアニメのOP・EDなどを本気で作りたい人は、EXじゃないと難しいです。
価格
ProはEXよりも圧倒的に安いですが、やれることも少なくなっています。機能が豊富な分、EXはProより値段が高くなっています。
どういう人がどちらに向いている?
Proが向いている人 | EXが向いている人 |
・イラスト制作のみ ・1ページのみなどの簡単な漫画制作 ・簡単なショートアニメ制作 | ・連載漫画、同人誌などを制作 ・本格的なアニメ制作 |
わたしの場合
わたしは最初、Proを購入しました。
私が購入した当時はサブスクは無かったので、買い切り一択でした。
しばらくして漫画を描きたいと思うようになり、Proで漫画を描いていました。
・・・が、とにかく管理が大変💦。描けないことはないですが、1枚1枚開いて閉じて・・・というのが煩わしくて、EXを検討しました。
ProからEXにするには、追加料金を払ってアップグレードするしかありません。値段は、23000円。
かなり迷いましたが、「快適に作業を進めるため」と、思い切って購入しました。
現在もEXを使っています。
まとめ
クリスタのProかEX、どちらを買うか迷ったら、あなたの用途に合わせて検討してみてくださいね。
Proが向いている人 | EXが向いている人 |
・イラスト制作のみ ・1ページのみなどの簡単な漫画制作 ・簡単なショートアニメ制作 | ・連載漫画、同人誌などを制作 ・本格的なアニメ制作 |
いきなり購入するのが不安だったら、まずはProのサブスクから触ってみてください。必要になったら、EXにアップグレードすると良いかなと思います。